ROLEX DAYTONA /ロレックス デイトナの魅力を余すことなくお伝えします。

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ロレックス完全自社設計クロノグラフの完成

ロレックスは、西暦2000年のバーゼルワールドで、自動巻きデイトナをフルモデルチェンジさせています。意匠面でのコンセプトこそ前作のイメージを引き継いでいましたが、その内実はフルモデルチェンジにふさわしい内容でした。すなわちデイトナが初めて、ロレックス自社設計・自社製造によるマニュファクチュールムーブメントを搭載したのです。

新しいロレックス製クロノグラフムーブメント、cal.4130には、ここ数年でリリースラッシュを迎えた「自社製クロノグラフ」が挙って探りいれている、メカニカルトレンドがほとんど掲載されていました。それは、ロレックスではcal.72の時代から使われ続けているフリースプラングと、香箱トルクの伝達効率に優れた垂直クラッチです。

cal.4130のフリースプラングは、従来のマイクロステラスクリューに変わり、3100番台キャリバーなどと同様に、マイクロステラスナットを使用している点も時代を反映しています。そのテンプを支えるバランスブリッジは、cal.4030の方持ちから両持ちに改められました。垂直クラッチは、クロノグラフ作動時の初動がスムーズだと言われますが、それは歯車同士の噛み合せでないため、針飛びを起こさないためです。垂直クラッチの採用は、結果的に部品総数をシェイプすることと、伝達効率の向上につながり、ロレックスではこの点を要約して、各国に特許申請まで行なっています。

細かい点では、cal.4130には秒規制バネが追加されており、リューズを引くことで秒針の動きを停止させることもできるようになりました。近年のモデルには、ロレックスが自社製造を開始した「パラクロム」製の青いヒゲゼンマイ(ニオブとジルコニウムの合金)が搭載されていることも特徴として挙げられます。

現行デイトナのデザインは、エル・プリメロ時代と大差はありません。搭載ムーブメントが変わったことで、針位置が変化していますが。しかし、各パーツのクオリティーという点では、新旧で天と地ほどの開きがあります。ケースとブレスレットのクオリティーが格段に向上しているのです。特にブレスレットは、クラスやフラッシュフィットがソリッドパーツとなって高級感が増した他、3連ブレスのセンターピースも中空構造からソリッドに変わって剛性感を増しています。またダイヤルとサファイアガラスの間に挟む「見返しリング」にROLEXの刻印を施して、デザイン上の間延び間を打ち消したのもデイトナが最初でした。

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